二世帯住宅は新築がいい？中古と新築、どちらの二世帯住宅がいいかお悩みの方へ！
目次
二世帯住宅を中古で取得すべきか新築で取得すべきか迷われる方は多いのではないでしょうか。
最近は中古の物件を購入して、リノベーションやリフォームで二世帯住宅を取得する方法も人気になってきています。
今回のコラムでは、二世帯住宅の様々な取得方法に関する内容をご紹介します。
二世帯住宅の取得方法の種類
二世帯住宅の取得方法は次の３パターンがあります。
- 二世帯住宅を新築で建てる
- 二世帯住宅を中古で買う
- 中古の戸建て住宅をリフォーム、またはリノベーションする
昔から二世帯住宅の取得方法でメジャーなものは「二世帯住宅を新築で建てる」パターンですが、最近では親世帯がすでに所有している戸建住宅の有効活用の方法を考えて、二世帯住宅へとリノベーションする場合が増えてきています。
次の項で、それぞれの二世帯住宅の取得方法の特徴についてご紹介いたします。
二世帯住宅を新築で建てる
二世帯住宅を新築で取得する場合は、親世帯と子世帯で経済的なサポートをし合って新しく二世帯住宅を建てるケースが多いです。
最初からオリジナルの間取りを作ることができる新築は、中古物件の取得に比べて費用が高くなりますが、ご家族にピッタリ合った間取りをとことん追求することができるのがメリットです。
二世帯住宅では間取りの作り方が生活のストレスの度合いを左右しますので、新築での二世帯住宅の取得は新生活を理想に近づけるためにも効果的でしょう。
二世帯住宅を中古で買う
二世帯住宅は不動産の市場では売れにくい特徴があります。そのため、中古の二世帯住宅を売却したい売主は価格を下げて売却しようとしますので、中古の二世帯住宅は安く購入できるのが特徴です。
中古の二世帯住宅をご購入される方は、「どうしても急に二世帯住宅で生活する必要がでてきた」などの明確な理由がある方が多く、二世帯住宅を安く取得したり即日入居したりする方が多いです。
最近では、中古の二世帯住宅を取得後に都合の良いタイミングでリフォームやリノベーションなどで物件に手を加える方も増えてきました。
中古の二世帯住宅を購入する際には、物件の状態などを把握しておくことが重要です。価格が安いからといって安易に購入してしまうと、違反箇所など法的に問題のある場合があります。
このような場合は将来的な活用方法に大幅な制限がかかることになりますので、中古の二世帯住宅購入の際には、将来の活用方法も踏まえて、その実現可能性をしっかりと見極めることが重要です。
具体的な活用方法のイメージなどがあれば、設計事務所や不動産会社の担当者の方に相談してみるのも方法の１つです。
中古の戸建住宅をリフォーム、またはリノベーションする
親世帯がすでに所有している中古の戸建住宅をリフォームやリノベーションなどによって二世帯住宅にするパターンは年々増えてきています。
リフォームだけで二世帯住宅の間取りにすることはしっかりと設計を行えば実現できます。物件を所有していると、土地や建物を新規で取得する際のコストがカットできるので、初期費用を安く抑えることできるのが非常に大きなメリットです。
ただし、リノベーションを行う場合には、既存建物の調査（机上調査や現地調査）などを行う必要があります。調査の段階で法的な問題や安全性の問題が発覚した際には、スムーズにリノベーションなどが行えない可能性があるからです。
マンションやアパートの一室のリノベーションとは異なり、戸建住宅のリノベーションの場合には、実際に壁や天井を剥がした際にはじめて問題に直面する場合があります。
このような場合には、工期の延長やコストが余分にかかるなどの問題が発生する場合があるので、注意が必要です。
リノベーションで二世帯住宅を取得する際には、内装設計を得意とするリノベーション会社などが選ばれる傾向にありますが、実は法的な知識には疎い場合も多々あり、問題に直面しても正しく解決する方法を知らない場合があります。
既存建物の調査については、一級建築士事務所などのより専門性の高い建築会社に入ってもらうのが良いでしょう。
二世帯住宅のおすすめの取得方法は？
私たちがおすすめする、二世帯住宅の取得方法は「新築」での取得です。
新築が難しい場合には、中古物件や所有物件をリノベーションして二世帯住宅としての完成度を高めていきましょう。
既存建物をリノベーションする場合は、事前の物件の調査が重要です。
二世帯住宅での生活のストレスの原因は間取りづくりがうまくいかない場合に起こりがちです。既存建物を扱うリノベーションの場合は、建物の安全上どうしても撤去できない壁や柱などが出てきてしまい、間取りに制限がかかってしまいます。
その点、新築ではご家族の暮らしにぴったりと合うように設計することができますので、新築での二世帯住宅取得はおすすめです。
二世帯住宅を新築する際の土地の選び方も合わせてチェック！【補足】
二世帯住宅を新しく取得する際に気になるのが、
「どのような土地を購入すべきか？」
「親世帯やご自身がすでに所有している土地の大きさで二世帯住宅を建てることはできるのだろうか？」
ということではないでしょうか。
二世帯住宅を新築する際には、普通の戸建住宅を新築する以上に土地選びが重要になってきます。土地購入を検討されているお客様からどのような土地を購入するべきか相談されることも多いです。
その際に私たちは「土地の広さは50坪程度、確保したいですね」とお伝えしております。もちろん、どのような広さの土地でも二世帯住宅の建築は可能ですが、30坪、40坪、50坪、それぞれの土地の大きさで実現できる間取りが異なります。
あらかじめイメージしている二世帯住宅の規模感が、購入検討中の土地の大きさで実現可能かシミュレーションしてみると良いでしょう。
二世帯住宅の間取りや設計、リノベーションでお困りの方
私たちは二世帯住宅の設計実績のある一級建築士事務所です。
一級建築士事務所として、法律や技術など建築に関する専門的なノウハウを駆使してお客様の二世帯住宅づくりを徹底的にサポートいたします。
ご家族の生活に合致した間取りの二世帯住宅をご希望の方は是非ご相談ください。
