2022/02/11 間取り

二世帯住宅の完全分離、左右、上下の住み分け方のポイント

今回は二世帯住宅の完全分離で左右、上下、それぞれに分ける場合の間取りづくりのポイントをご紹介します。

 

ストレスの少ない二世帯住宅にするためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

二世帯住宅の完全分離は左右と上下の2種類の分け方がある

まずは、二世帯住宅の完全分離の間取りタイプについて改めて確認していきましょう。

 

二世帯住宅の完全分離の間取りタイプは親世帯と子世帯がそれぞれ独立した生活をしていくというのが特徴で、精神的なプライバシーが保たれやすいとされています。

 

完全分離型の二世帯住宅には親世帯と子世帯の住み分け方が2種類あります。

 

上下と左右で分ける場合の2種類です。

それぞれの住み分け方の特徴をご紹介します。

 

上下で分ける完全分離型二世帯住宅の特徴

二世帯住宅の完全分離の上下で住み分ける場合は、親世帯と子世帯がそれぞれワンフロアを占有する暮らし方になります。

 

特にバリアフリーや介護などの観点から、1階を親世帯、2階を子世帯がそれぞれ占有して生活を送るスタイルを選ばれる方が多いです。

 

上下で分かれて住む場合の特徴をより詳しくみていきましょう。

 

上下で分けるメリット

二世帯住宅の完全分離の上下で分けるメリットは、各世帯の間取りの自由度を高められる点です。

 

ワンフロア丸々1世帯が占有できるため、左右で分かれるタイプに比べて、広いスペースの確保がしやすいです。

 

下階を親世帯が占有する場合には、バリアフリーや介護の観点での利便性が高い点もメリットと言えるでしょう。

 

上下で分けるデメリット

二世帯住宅の完全分離の上下で分ける場合のデメリットは、ズバリ音の問題でしょう!

 

上下で分かれる場合は、子世帯が上階を占有するケースが多いです。

小さなお子さんがいらっしゃる場合には、下階に足音や泣き声、その他の生活音が響いてしまいます。

 

床の仕様をしっかりとしたグレードのものにすることで、世帯間の音の問題を防ぐことができるので上下で住み分ける際はぜひ遮音性能も意識してみてください。

 

上下で分ける間取りづくりのポイント

二世帯住宅の完全分離で、上下に分かれて暮らす際に気をつけたいポイントは、上下の間取りの位置関係です。

 

特に水回りなどはなるべく上下で同じ位置に来るように計画することで、配管スペースをコンパクトにすることができます。

 

このように、間取りのトラブルはプランニングの段階で未然に防ぐことが可能です。プランを検討される際にはぜひ意識してみてください。

 

 

左右で分ける完全分離型二世帯住宅の特徴

二世帯住宅の完全分離で左右に分ける場合は珍しい住み分け方です。

 

この住み分け方の場合、二世帯住宅内に界壁という隣接する世帯どうしを明確に分ける壁が設けられます。よく二戸一(にこいち)住宅などと呼ばれます。

 

1つの敷地内に2つの建物が建つようなイメージで、プランニングの仕方によっては、それぞれの世帯が庭を持てるというメリットがあります。

 

自分たちだけの専用の庭を世帯ごとに設けたい場合は左右で住み分ける場合を検討してみてはいかがでしょうか。

 

左右で分けるメリット

二世帯住宅の完全分離の左右で分ける場合のメリットは、先ほども触れたように、それぞれの世帯が専用の庭を確保できる点です。

 

独立した戸建て住宅に住んでいるような感覚を得やすいのは左右で分かれる住み分け方特有の感覚です。

 

1つの敷地内に2つの建物を建てるように設計することが可能なため、親世帯と子世帯で差のない間取りにできます。

 

親世帯と子世帯で同じ間取りにしても、上下で分ける場合のような位置関係のトラブルは発生しにくいです。

 

暮らしのイメージはテラスハウスが近いでしょうか。

プランニングによっては、将来的な賃貸運用の可能性も検討することができます。

 

 

左右で分けるデメリット

左右で分けると間取りに制限が出てくる点はデメリットではないでしょうか。

 

左右で分けると、庭から1階、2階、場合によっては3階まで縦方向にそれぞれの世帯がスペースを占有します。

 

独立した戸建てに住んでいるような感覚が得られる一方、階段が二世帯分必要になり、占有スペースが狭くなります。

 

親世帯の住居部分も階段が必要な場合は、バリアフリーや介護の観点で利便性が低くなってしまうのもデメリットの1つです。

 

左右で分ける間取りづくりのポイント

二世帯住宅の完全分離で左右に分ける際に気をつけるポイントは、スペースの無駄をいかになくすかという点です。

 

左右に分かれて暮らす場合は有効な床面積が少なくなりがちです。

 

土地の条件などで、小規模な二世帯住宅になってしまった場合は、少ないスペースを上手に使うことが必須になります。

 

収納スペースが足りなくなるケースが最も多いので、造作家具の導入や階段下などのデッドスペースを収納スペースとして活用する方法を検討してみると良いでしょう。

 

設計の相談をする際にはスペースを無駄なく使うアイデアを豊富に持っている設計者がよいでしょう。

 

設計事務所はコンパクトでも快適な間取りをつくる能力に長けていることが多いです。

相談先に悩んでいる方は、こちらのコラムを参考にしてみてください。

 

 

二世帯住宅の完全分離は左右と上下、どちらを選ぶべきか?

土地の大きさがそれほど大きくなくても、広いスペースを確保したいという方は、上下に分かれるタイプの完全分離型二世帯住宅を選ばれるとよいでしょう。

 

上下で分ける完全分離型二世帯住宅は、ワンフロアを丸々占有でき、間取りの自由度も高いので、最適です。

 

一方、土地の広さが十分に確保できている場合は左右に分かれるタイプの完全分離型二世帯住宅を選ばれるとよいでしょう。

 

左右で分ける完全分離型二世帯住宅は占有の外部空間が確保でき、戸建て住宅に住んでいるような高い独立性を感じられます。

 

賃貸としての運用など、将来的な建物の有効活用も考える場合は左右に分ける完全分離型の二世帯住宅は可能性が高いかもしれません。

 

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