二世帯住宅の完全分離をリフォームで取得!費用相場など
目次
プライバシーが高く、現代人のライフスタイルにマッチしている完全分離型の二世帯住宅。費用を抑えて取得する方法にリフォームでの取得がありますが、実際にリフォームで完全分離型の二世帯住宅を取得することは可能なのかを解説していきます。
二世帯住宅の完全分離をリフォームで取得する前に知っておきたいこと
完全分離型の二世帯住宅をリフォームで取得する前に完全分離型の二世帯住宅の特徴を理解しておきましょう。
リフォームとリノベーションの違いを理解しておきましょう
リフォームは賃貸などにおける原状回復も含まれるように元の状態に戻すという意味合いを持っています。古くなったものを新しくしたりするのがリフォームです。逆に、壁を部分的に解体して間取りを広くしたりすることはリノベーションに該当します。
リフォームは費用が安いですが、リノベーションは費用が高くなるので、2つの違いはしっかりと理解しておきましょう。
二世帯住宅完全分離へのリフォームのメリット
完全分離型の二世帯住宅はプライバシーが高く、それぞれの世帯が独立した雰囲気を保ちながら生活できるという点がメリットとしてあります。
完全分離型の二世帯住宅には左右分離型と上下分離型の2種類の住まい方があり、よくあるのが上下で分ける住み方です。
上下で分けるとワンフロアをそれぞれの世帯が占有できるので広いスペースの確保ができます。
左右でわける場合は、それぞれが占有の庭を持つことができるのが特徴です。
上下で分けるか左右で分けるかはご家族のライフスタイルに合わせて検討していくとよいでしょう。
二世帯住宅完全分離へのリフォームのデメリット
人気の高い完全分離型の二世帯住宅ですがデメリットもあります。
完全分離型の二世帯住宅は部分共有型、完全同居型、完全分離型の3種類ある間取りタイプの中で最も費用が高くなるというデメリットがあります。
住宅設備などを世帯ごとに設ける必要があるので、費用が高くなってしまうのです。
また、既存建物に手を加えるリフォームでは、既存建物の間取りによっては完全分離型の二世帯住宅にすることが叶わないケースもあります。そのような場合にはリフォームではなくリノベーションによって間取りを変更する必要があることを理解しておく必要があります。
二世帯住宅完全分離へのリフォームは具体的にどんな内容?
二世帯住宅完全分離へのリフォームの具体的な内容は、階段に手すりをつけたり、段差をなくしたりなど、間取りの大きさや数に影響を与えない範囲の内容を指します。なので、元々1戸建ての住宅をリフォームして完全分離の二世帯住宅にするのはできる場合がすくなく、ほとんどがリノベーションに該当するでしょう。
二世帯住宅の完全分離をリフォームで取得する際の注意点
完全分離型の二世帯住宅をリフォームで取得する際には、既存建物がリフォームだけで完全分離型の二世帯住宅にできるかどうかを検討しておく必要があります。
二世帯住宅完全分離へのリフォームに該当するかリノベーションに該当するかで条件が異なります。
完全分離型の二世帯住宅が本当にリフォームのみで完成するのか、今一度確認しておきましょう。例えば、既存の建物に1つしかないことが多い玄関ですが、これを各世帯で分けて設ける場合には、リフォームではなくリノベーションに該当します。
完全分離型の二世帯住宅はリフォームに該当しない場合、構造的に成立するかの判断が必要になります。
先ほどの話に関連した内容になりますが、例えば、もともと玄関扉がなかった場所に玄関扉を設けるということは、既存建物の壁の一部を解体撤去し、新たに開口部を設ける必要があるということです。
そのような場合には構造的に耐久性が損なわれないかどうかを判断しながら開口部を設ける必要がでてきます。つまり、解体撤去が可能な壁なのかどうかなどを判断していかなければならないということです。
完全分離型の二世帯住宅のリフォームがうまくいかない場合は?
二世帯住宅完全分離へのリフォームがうまくいかない場合としては、既存建物の調査を行う際に問題になりそうなことをうまく把握できなかったり、そもそも既存建物が二世帯住宅の完全分離に必要な規模の建物でなかったりする場合などがあります。
二世帯住宅完全分離へリフォームする際には、既存建物の構造や規模をしっかりと把握できるような専門性の高い業者に依頼するのが良いでしょう。
二世帯住宅完全分離へのリフォームの費用相場
これまでご紹介してきたように、二世帯住宅完全分離へのリフォームはほとんどの場合はリノベーションに該当してきます。その場合の費用相場に関してはだいたい、1000万円〜2000万円程度を相場として考えておくと良いでしょう。ただし、1000万円〜2000万円の費用をかけるのであれば、完全分離型の二世帯住宅ではなく部分共有型の二世帯住宅の方がコストに対する満足度が高くなる場合が多いです。
玄関のみ共有する部分共有型の間取りにして、あとは分けるといった限りなく完全分離型の二世帯住宅に近いパターンの部分共有型二世帯住宅へのリフォーム・リノベーションも検討してみるのもよいでしょう。
二世帯住宅の間取りや設計、リノベーションでお困りの方
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