2022/02/10 お金

二世帯住宅の光熱費の上手な取り扱い方を一級建築士が解説!

二世帯住宅で気になりやすいのが光熱費です。

 

「どちらの世帯がどれだけ使っているのかを把握することはできるの?」

「住み始めた後で光熱費を分ける方法ってある?」

 

などの疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回のコラムでは二世帯住宅の光熱費について分け方や設計段階で配慮できることなどを解説していきます。

 

二世帯住宅の光熱費が気になる!

二世帯住宅の光熱費の支払い金額が想像していたよりも高くなります。

今までは夫婦2人とも共働きで日中家にいる時間が少なかったので、水道、ガス、電気などの利用頻度は1日のうち半分程度でしたが、日中も親世帯が家にいる時間が増えた分、光熱費の請求額が高くなります。

 

光熱費の費用負担が気になりそうであれば、計画段階で水道、ガス、電気をそれぞれ分ける方法がありますので簡単にご紹介します。

 

水道代の分け方

二世帯住宅の光熱費における水道代を世帯ごとに分ける場合、水道の引き込み工事の際に、親世帯、子世帯それぞれの水道管を設け、量水器(=水道メーターボックス)を二つ設けましょう。

 

この場合、基本料金はそれぞれにかかってくることを覚えておいてください。

 

水道代をわける場合の工事には、当然費用がかかります。水道代を分ける工事の費用をセーブしたいが、各世帯の使用量を把握したいという方は水道管を1つにして、子メーターを設置する方法が有効です。

 

子メーターがあると世帯ごとの水道の使用量を把握することができますので、使用料の割合をもとに費用の負担額を決めることができます。

 

ガス代の分け方

二世帯住宅のガスの種類は、都市ガスとプロパンガスの2種類ありますが、ガスを使用するご家庭では、ほとんどの場合は都市ガスを利用することになると思います。

 

ガス代を分ける場合には水道と同様に2世帯分のガスの引き込み工事が必要になります。ガスについてもさきほどの水道代と同じように基本料金が二世帯分発生してしまうことを理解しておきましょう。

 

基本料金が二重になるのを避けたい場合には、水道代の時と同様に子メーターを設置することで、ガスの利用状況を把握できます。

 

電気代の分け方

二世帯住住宅の光熱費における電気代を分けるには、電気メーターと分電盤を世帯分設置することです。電気代を分ける際の費用は水道やガスに比べると比較的安価です。

 

電気代についても世帯ごとに分ける場合は基本料金を世帯ごとに支払う必要があることを理解しておきましょう。

 

電気代を後から分けるときの注意点

二世帯住宅での暮らしをはじめた後で電気代を分ける選択をされるご家庭もあります。

電気代を後から分ける際には、電気の配線ルートがどれだけ整理されているかが重要なポイントです。

 

設計事務所は電気設備図をしっかりかき配線ルートなども整理しながら設計を進めるので、あとから電気代をわけるかもしれない旨を事前に伝えておけば、内容を踏まえた設計を行えます。

 

一方、ハウスメーカーの場合は設備設計と基本設計の担当者が異なるケースが多く、作図する図面の数も設計事務所の1/5程度でしかありません。この場合には、余計な費用や時間がかかるケースもあるので注意が必要です。

 

二世帯住宅の光熱費は結局わけるべき?

親世帯と子世帯の光熱費の利用状況が気にならないという方は二世帯でまとめて支払われる方式でよろしいかと思いますが、細かな利用状況まで気にする性格の方は、水道やガスといった子メーターを設置できるものに関してはあらかじめ設置しておくとよいかもしれません。

 

二世帯住宅に関わる生活費の分担のポイント

実際に親世帯と子世帯が一緒に生活をはじめると様々な部分でかかる生活費が気になってきてしまいます。

 

親世帯は仕事をリタイアしたあとは収入が減ってしまう場合があり、だんだんと子世帯の費用の負担が増えていくケースも少なくありません。

 

生活を営んでいく上でかかってくるのが、今回ご紹介した光熱費です。

細かな費用かもしれませんが、できる限りストレスの要因はなくしておきたいものです。

 

二世帯住宅の建築の前にしっかりと話し合いをすることが重要です

親世帯と子世帯が密接に暮らしていく二世帯住宅では、事前に家族全員がそろった状況でお互いの生活の仕方や経済的な話を包み隠さず話し合う場を設けることが重要です。

 

生活習慣が原因で生じるストレスに関しては、間取りの計画をしっかり行うことで軽減することができます。

 

せっかく、二世帯住宅を1からつくるのであれば、家族全員がストレスなく快適に生活を送ることができる二世帯住宅を実現していただきたいと、私たちは思っています。

 

 

二世帯住宅の間取りや設計、リノベーションでお困りの方

私たちは二世帯住宅の設計実績のある一級建築士事務所です。

一級建築士事務所として、法律や技術など建築に関する専門的なノウハウを駆使してお客様の二世帯住宅づくりを徹底的にサポートいたします。

 

ご家族の生活に合致した間取りの二世帯住宅をご希望の方は是非ご相談ください。