2022/02/10 間取り

二世帯住宅の玄関は別にした方がいい!?二世帯住宅の玄関について

「二世帯住宅の玄関を別にした方がいいと聞くけど、実際のところはどうなのだろう?」

 

二世帯住宅の玄関を別にするべきなのか、それとも一緒にするべきなのか、悩まれる方のために、私たちが二世帯住宅の玄関について解説します。

 

このコラムでは、

 

・玄関を別にした場合と共有にした場合のメリットやデメリット

・玄関を別にした場合でも税金の負担を軽減することができるのか?

・上手な玄関共有の仕方

 

を主なトピックとして解説しています。

 

二世帯住宅の玄関を別にするメリット、デメリット

二世帯住宅の玄関を別にする場合は完全分離型の二世帯住宅の間取りとなるケースがほとんどです。

 

完全分離型の二世帯住宅は、親世帯と子世帯はそれぞれ独立した生活を行います。

必要以上の接点を持たない生活スタイルとなるのが特徴です。

 

次の項目で、二世帯住宅の玄関を別にした場合のメリットとデメリットを詳しくみていきましょう。

 

 

二世帯住宅の玄関を別にするメリット

二世帯住宅の玄関を別にした場合のメリットは、

 

・プライバシーが確保しやすい

・玄関の使い方問題が発生しない

・それぞれ世帯の生活にあった玄関の設えにできる

 

などです。

 

二世帯住宅の玄関を別にすると、プライバシーが確保しやすい?

住宅における玄関は外との接点です。

親世帯や子世帯と生活する二世帯住宅では、「いつ」、「だれが」玄関を利用しているのかがなんとなく気になってしまうことがあります。

 

二世帯住宅の玄関にまつわるストレスを感じた話の中にも、

「夜遅くに友人との飲み会を終えて帰宅した際に義母から注意を受けてしまった」

という内容のものもあります。

 

玄関を別にするとこのようなストレスがありません。

 

二世帯住宅の玄関が別だと、玄関の使い方問題が発生しない?

二世帯住宅で問題になりやすいのが、二世帯の間で玄関の使い方が異なる点です。

 

玄関の使い方の違いのトラブルには、例えば、

 

・朝の仕事や子どもの預け先に行くタイミングに親世帯が玄関を利用し始め、いつもより時間がかかってしまった

・玄関収納にガーデニング用品や掃除用具なども収納されるのでスペースが減ってしまう。

 

などがありますが、二世帯住宅の玄関を別にすれば、使い方の違いによる問題は発生しません。

 

世帯の生活にあった玄関の設えにできる

例えば親世帯の玄関は、段差の少なくしたり、玄関ドアも開き戸ではなく引き戸にしたりとバリアフリーに配慮した設えにすることができます。

 

また、子世帯の場合ではシューズクロークをウォークスルー型のものにして、外出先から帰宅した際に着ていたコートや帽子などを収納できるファミリークローゼットを設けるなど

 

玄関が別だからこそ各世帯の要望をそれぞれに反映することができます。

 

二世帯住宅の玄関を別にするデメリット

二世帯住宅の玄関を別にすることで発生してしまうデメリットもあります。

二世帯住宅の玄関を別にすることのデメリットは次のものなどがあります。

 

・費用が余計にかかる

・それぞれの玄関が狭くなる

・世帯間のコミュニケーションが希薄になる

 

費用が余計にかかる

二世帯住宅の玄関が別になると、玄関ドアやその他収納などを二世帯分設けなければならなくなります。単純に考えて玄関ドアや収納などが1つで済んでいたときに比べて2倍かかることになります。

 

玄関が狭くなる

二世帯住宅の玄関を別にすると、当然それぞれの世帯が占有するスペースは狭くなります。「狭い」ということは日々の生活におけるストレスの1つです。

 

狭い寝室、狭いキッチン、狭い玄関。

 

せっかく住宅を新築するのだから広々とした開放的な間取りにしたいですよね。

二世帯住宅の玄関が別だとシューズクロークなどの収納スペースも十分に取れなくなってしまう場合もあります。

 

世帯間のコミュニケーションが希薄になる場合も

二世帯住宅の玄関を別にすると、世帯間のコミュニケーションが希薄になる場合が多々見受けられます。

世帯間のコミュニケーションが希薄になると、たとえ近くで生活していてもお互いの変化に気付きづらくなります。

 

特に親世帯の体調の変化に早く気付くことができないというのは少し心配な点です。

 

 

二世帯住宅の玄関を別にした場合の税金に関する話

 

「二世帯住宅の玄関を別にした場合でも税金の特例は受けられますか?」

 

ご相談いただくお客様の中には二世帯住宅の玄関を別にした際の税金の取り扱いに関して心配される方がいらっしゃいます。

 

玄関が別でも「小規模宅地等の特例」の対象になります。

ただし、いくつかの要件を満たしている必要がありますので、内容をしっかり確認しておきましょう。

 

二世帯住宅の玄関を共有するのも悪くない!

二世帯住宅の玄関を共有する大きなメリットは、次のものでしょう。

 

・コストを安く抑えられる

・玄関を広くできる

 

2つの玄関に設ける扉や収納などの建具が減るので、当然費用は安くおさえることができます。

 

玄関が広いと親世帯が車椅子の利用をする必要が出てきた場合などでも利用がスムーズです。玄関を共有した方がバリアフリーの観点のメリットが多いでしょう。

 

実際に親世帯の体調を気づかって玄関を共有するタイプの二世帯住宅を積極的に望まれる方も大勢いらしゃいますよ。

 

玄関共有による問題を防ぐには?

二世帯住宅の玄関を共有する場合は、それぞれの世帯がお互いの生活習慣に対して理解をしめすことが重要になります。

 

共有玄関の広い空間は維持しつつ、世帯間の動線が極力交わらないようにしたり、十分なスペースを取れない場合でも収納スペースの設計で世帯間の使い勝手をよくしたりなどの工夫を凝らすことでトラブルを未然に防ぐことができます。

 

親世帯、子世帯のご家族みなさまでのご相談も大歓迎です。

この機会にぜひご利用ください。

 

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私たちは二世帯住宅の設計実績のある一級建築士事務所です。

一級建築士事務所として、法律や技術など建築に関する専門的なノウハウを駆使してお客様の二世帯住宅づくりを徹底的にサポートいたします。

 

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