二世帯住宅の間取りタイプと家族構成の関係
目次
二世帯住宅の間取りタイプの選び方に家族構成から間取りを考える方法があります。
今回のコラムでは、家族構成と間取りの関係における基本的なポイントを解説していきます。
二世帯住宅の間取りタイプと家族構成の関係について
二世帯住宅の間取りタイプを家族構成から考えるときは次の2つのパターンを考えることが重要です。
・男性パートナー(夫)の親と生活する二世帯住宅
・女性パートナー(妻)の親と生活する二世帯住宅
私たちはそれぞれの場合毎に適した間取りタイプがあると考えています。
もちろん、ご要望に沿った二世帯住宅の間取りにされるのが一番だと思いますが、間取りを選ぶ1つの方法として参考にしてみてください。
次の項の内容は間取りタイプとその特徴について理解しているとわかりやすいですよ。
夫の親と生活する二世帯住宅に合う間取りタイプは?
男性パートナー(夫)の親と生活することが決まっている方に合う間取りのタイプはズバリ完全分離型の間取りです。
その理由は「キッチンやお風呂、トイレなどの共有部分の使い方や管理でぶつかる機会がない」からです。
今でこそ、家事や炊事、育児などに積極的に参加される男性が増えてきましたが、まだまだ家庭の管理は女性パートナー(妻)が主体的に行うご家庭が多いのも事実です。
そこで、キッチンやお風呂、トイレなどを部分的に共有したり(=部分共有型)、あるいは全てを共有したり(=完全同居型)してしまうと、女性パートナーのストレスや負担が増えてしまいます。
完全分離型の二世帯住宅に関してはこちらでも詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
夫の親と生活する場合の間取りづくりのポイント
様々な条件を検討した結果、部分共有型の間取りを選ぶこともあります。
共有型の間取りでよくトラブルになるのがキッチンです。
余裕のある方はキッチンを別にしたり、共有する場合でも設えを明確に分けたりするとよいでしょう。
例えば、キッチンだけ製作でオリジナルのものにすれば、収納スペースやシンクなどを世帯毎に設けられます。
キッチンの製作はハウスメーカーでは対応していませんので、その場合は設計事務所に依頼すると良いでしょう。
妻の親と生活する二世帯住宅に合う間取りタイプは?
女性パートナー(妻)の親と生活することが決まっている方に合う間取りのタイプはズバリ部分共有型の間取りです。
家庭の管理を行うことが多い女性パートナーの場合、育児や家事などのトラブルに直面した際に我慢せずに自身の親に積極的にサポートを頼むことができます。
さらに、部分共有型であれば完全分離型の二世帯住宅に比べコストも安く抑えることが可能です。
妻の親と生活する場合の間取りづくりのポイント
1点だけ男性パートナーへの配慮として自分だけの空間を確保してあげることが重要です。
書斎や個室などなるべく独立した自分だけのスペースを計画するのが良いでしょう。
女性パートナー(妻)の親と生活する場合はどの間取りのタイプでも二世帯住宅のメリットを感じやすいですが、特に部分共有型の間取りがコストも抑えられてオススメです。
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